筆者が大尊敬しているJoe Takayamaさん(チャンネル登録者数10.4万人)の仮想通貨チャンネルの動画です。
- 投資について勉強をしたい
- 金融・情報リテラシーを高めたい
- 海外のニュースをいち早く知りたい
- 通勤時間・隙間時間を学びの時間に使いたい
- 日本では報道されない面白いニュースを知りたい
- 金融・経済について知りたいが、質問できる人が周りにいない
- これから投資を始めたいけれど、何から勉強していいかわからない
ぜひご覧ください!
目次
イントロ
皆さん、こんにちは、Joe Takayamaです。今日も皆さんと一緒にビットコインと仮想通貨のマーケットを見ていきたいと思います。
今日のヒートマップを見ていただくと分かりますが、ほとんどの大きな通貨も含めて下落に繋がっています。このトレンドは、2~3日続いていると思います。
この流れとしては、ビットコインスポットETFの承認後の一服間があり、加えて、我々が見ていきたい、買っていきたい材料がないというのが1つの大きな要因ではないかと思います。
プラス、グレースケールのETFから資金が流出しており、それがビットコイン売りに繋がっています。これは毎日実際に起こっていることです。そのため、この売りが終わるまで、ビットコインの反発は大きなものにはならないのではないかと言われています。
マクロ環境としては、今年は毎回FOMCのために利下げが行われると思われていましたが、それが難しいという見方があります。3月の利下げがないような展開になっています。このマクロの観点からも、ハイリスク・ハイリターンの商品に対して。注目というか、資産を入れようという気になる状況ではないというのが一定程度あると思います。
こんな中でも、我々としては仮想通貨のマーケットに新たに入ってきている機関投資家の動きを見ていきたいと思います。これはオプションマーケットや先物など、いろんなチャートを皆さんと一緒に見ていきたいと思います。今日もそういった機関投資家が主に集中しているマーケットの動きを解説していきたいと思います。
今週に関しては、引き続きダウンサイドが続くという見方もあります。そういった関連記事もご紹介したいと思います。
もう1つ重要なのが、コインベースとSECの裁判です。
現在行われていますが、今年中に決着がつくのは難しいと見られています。一方で、SECに対するプレッシャーが議会からも出てきています。これが2025年までに最終的に決着するのではないかと言われています。そのタイミングでゲイリー・ゲンスラーさんがいなくなる可能性が高いです。そうなった時、SECが本当にこのケースを戦いたいかというのは別の話になってくると思います。2025年に関しては、司法に関連するプラスな材料が出てくるのではないかと思います。それが非常に大きな要因になると思いますので、詳しく見ていきたいと思っています。
機関投資家はダウンサイドを警戒している
まず、オプションのチャートを皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
今短期的にマーケットが下落するという状況になっており、短期的にはおおよそ1ヶ月から2ヶ月を考えた時、特に2月の中旬までの動きが重要です。
買いのオプション、つまりコールオプションはビットコインが上がれば儲かるオプションです。一方で、プットオプション(赤の線)はビットコインが下がれば儲かるオプションです。トレーディングボリュームを見ると、かなりの利行動が見られます。例えば、1月26日に向けてはプットオプションの方が多く取引されています。これは、短期であればあるほどビットコインはダウンサイドを警戒している状況です。2月末でも、かなりのプットオプションが買われています。
機関投資家は、どこまで下がるかを見ています。現在のビットコインの価格は約4万1500ドルです。ここで注目すべきは、最も多くの機関投資家が買っているオプションの公子価格です。公子価格とは、この値段より下がった場合に利益が出始める水準価格のことです。現在、4万ドルがその水準になっており、多くの投資家がこの価格より下がってもいいようにオプションマーケットでリスクを取っています。
一方で、コールオプションを買っている人たちは、短期的には別としても、今年の6月、9月、年末にかけて5万ドルを超える水準のオプションを買っています。短期的にはダウンサイドを見ていますが、長期的にはアップサイドを見ているという流れは変わっていません。
ビットコインを持っている方々には、短期的に下がるから売ってしまうのではなく、新しく下がったタイミングで買ったり、何もしないことが良いと思います。今後買いたいと考えている方には、下落の余地が一定程度ある可能性もあるので、少し待っても良いかもしれません。
購入を検討する際には、例えば100万円を投資する場合、最初の買い付けは約10%程度、足りないかなと思う程度を入れるのが良いでしょう。これは、人間が少しでも欲しいものを持つと満足する傾向があるためです。下がれば次は20%入れてみたり、少しずつ買うボリュームを変えるのが良いと思います。
最初は本当にサイズを小さくして、そのちょっと買うことで自分が満足するということもあります。心理的なコントロールも重要です。皆さんがそれぞれに考えてトライするのが良いでしょう。私はこういう方法でやっていますということを皆さんにご紹介しました。
売り圧力は続く
ビットコインのスポットETFが承認されたことは、現在ランサイドの下落リスクとして出てきています。特に、グレースケールの流出が激しく、これが続いている限り、アップサイドは難しいというのが最近の状況です。
コインベースのOTCトランスファーボリュームに注目が集まっています。これは、ビットコインを売却したいと考えている大口の売りが、特にアメリカで激しく出ていることを意味しています。この大口の売りはまだ続くと言われています。
“Several on-chain metrics and indicators still suggest the price correction may not be over or at least that a new rally is still not on the cards,”
と述べています。いくつかの指標やデータを見る限り、この売りはまだ終わっておらず、また、アップサイドに繋がる兆候もまだ見えていないということです。
また、オンチェーンで見ると、約80%から90%のビットコインとイーサリアムホルダーが利益を溜め込んでいます。つまり、多くの人たちが利食いを考えているか、売り時を検討している状況です。多くの人たちが利益に満足して売りが出る可能性が高いです。逆に、ほとんどの人が損失になっている場合は、売りが出てしまえば、上がるのを待つ状況になりますが、現在はその逆で、ほとんどの人たちが利益が出ているため、どこまで行ったら利益を確定するかを考えている状況です。このことから、売りが出やすい状況にあり、上値が重い展開が続いていくと考えられます。
必ず使って欲しいキャンペーン!
ビットコインのスポットETFが承認され、新たにビットコインを購入したいと考えている方や、仮想通貨への投資に興味を持つ方がいらっしゃるかと思います。大きく価格が下がったことを機に、投資の機会を探している方も多いでしょう。
そんな方には、ちょうど良いキャンペーンがBYBITで行われています。このキャンペーンは、リンクから以前口座開設した方に限定されており、新規の方も既存のユーザーも、入金するだけで最大約25万円分の取引ボーナスを受け取ることができます。
さらに、バイビットの口座を新しく解説したい方には、入金額に応じて最大450万円の取引ボーナスを受け取ることができるキャンペーンもあります。その他、BYBITでも他のキャンペーンがありますので、これらを利用することで、資産の効率的な取引が可能になります。
今年はイーサリアムの年
今年、イーサリアムビットコインをアウトパフォームするという意見がQCPというオプション取引やサービスを提供している会社から出てきました。このQCPは、裏のデータを基に取引を行っており、信頼できる情報源です。大口の投資家がOTCのような形で取引を行うことも含め、彼らは機関投資家のフローが見える立場にあります。
今年に関しては、そういった期待が非常に高まっているというのが現状です。ビットコインのスポットETFの承認が大きな期待の一つで、次にイサムのETFが承認される可能性があります。承認されるかどうかよりも、この期待が高まることが実際に重要です。
既にブラックロックがイーサリアムのスポットETFを申請しており、マーケットはそれにより期待が高まっていると考えています。他の運用会社もイーサリアムスポットETFを申請することで、より気運が高まると思われます。年末までにSECの議長ゲイリーゲンスラーが退任する可能性が高いため、ETFの承認が今年5月にあるかもしれませんが、その後でも高い確率で起こると思われます。
このようなシナリオやナラティブから、ストーリーを追って買っていく人たちが増えてくると思われます。こういった流れにも期待していきたいと思います。
ビットコインETFが銀ETFを超えた
ビットコインがシルバーのETFマーケットサイズを超えたことは、重要なマイルストーンです。シルバーのETFマーケットサイズは約11.5ビリオンですが、現在ビットコインのマーケットサイズは、グレースケールのETFだけで27ビリオンにもなっています。これは驚くほどの大きなマーケットサイズです。今後、このビットコインのマーケットがさらに拡大していくことが期待されています。
実際、ゴールドのETFの時価総額は96.3ビリオンにもなります。ビットコインがこれに匹敵する、あるいはそれを超える可能性は十分にあります。ビットコインのマーケットの拡大速度やマーケットに対する重要性は、投資家だけでなく一般の人々、特に新興国の方々にとっても注目されています。銀行が整備されていないような環境では、ビットコインが比較的安定しており、自国通貨よりも強いパフォーマンスを出していることが多いからです。
このような観点から、ビットコインが今後、有事の際に好まれるアセットクラスになる可能性は非常に高いと思われます。これは投資家だけではなく、一般の人々にとっても重要なトレンドになっていくでしょう。
ビットコインが多くの投資家を引き寄せる
ブラックロックによるスポットETFの承認が、幅広い投資家層にインパクトを与えています。これらの投資家には、機関投資家や個人投資家、そして企業や年金など、本当に多様なグループが含まれています。これらの投資家がビットコインのスポットETFに興味を持っているということですが、彼ら全員がすでに市場に入っているわけではありません。まだ、市場が上昇したり、実際に取引を行って問題がなかったかなど、ある程度のケーススタディが必要です。ETFが株と同じように扱われるため、会計上の問題は少ないと思われますが、これらの観点からも、今後さらにビットコインをアセットクラスに組み入れる動きが増えると考えられます。
ブラックロックが内部でビットコインなどのアセットクラスへの投資をどのように運用するかの議論はまだ外には出てきていませんが、今後そういった動きが出てきてもおかしくないと思います。また、ブラックロックはビットコインの教育にもっと力を入れる必要があると述べており、今後一般の投資家や個人投資家が学ぶ機会や資料が、ブラックロックだけでなく他の資産運用会社からも提供されることが予想されます。中長期的には、このマーケットは大きく成長していく可能性が高いと思われます。
さらに、ビットコインのスポットETFのインパクトについて、特にネガティブなマーケットでの影響が大きいとされています。ETFの登場により空売りが可能になり、今後ビットコインの空売りポジションを取るETFも登場すると予想されます。これにより、マーケットが下落する際には、高いボラティリティを利用して大きな収益を上げる戦略が取られる可能性があります。次回のベアマーケットでは特に注意が必要です。金利の影響をあまり経験していないクリプト市場の人々にとって、次のブルマーケットからベアマーケットへの移行は特に苦戦する可能性があると思われます。
最後に、コインベースがSECとの裁判において議論を進めていることにも注目が集まっています。今後、SECの役割や影響力に関する議論が議会で行われ、仮想通貨マーケットにプラスに働くような動きが出てくる可能性があると思われます。これらの動きを見守るのが非常に楽しみです。
チャート
最後にビットコインの日足チャートについて見ていきたいと思います。
現在のビットコイン価格は約4万1400ドルで、ここ最近のサポートライン近辺の水準に差し掛かっています。ただ、現在の下落はあまりボリュームが出ていない中で起こっており、強いサポートがない可能性があるため、現状の市場には慎重な見方が必要です。
一方、イーサリアムに関しても、最近のサポートラインだった約2500ドルを下回っており、ここからさらなる下落が予想されます。ほとんどの人たちが利益を持っているような相場であるため、ここでの売り動きには驚きではありません。大きな下落があれば、それを購入の機会と捉えることもできるでしょう。ただし、すぐに反発が来るとは考えにくいです。現在は特に大きな材料がないため、単にレベルが下がったからといって急いで購入に走るのは危険です。
もし購入を考える場合は、リスク許容度をしっかりと考え、どれだけの下落に耐えられるか、どれぐらいのリスクを金銭的、精神的に受け入れられるかをよく考慮してください。このような視点でマーケットを見ていくことをお勧めします。
最後に雑談
今日も動画をご視聴いただき、ありがとうございました。
他のアルトコインについてもチャートを見ていきたいと思いますが、今日は多くのメジャーなアルトコインが大きく下落しているため、特定の銘柄よりも全体的な大きな流れに注目したいと思います。
最近、ソラナやSUIなどが大きな上昇をしていましたが、これらの銘柄が勢いを失い始めていることは、アルトコインマーケットが元気をなくしている兆候かもしれません。現在、特に新しい材料がない状況です。
また、特にここ1週間から2週間の間に新しい銘柄の上場が連日発表されています。これらの新しい銘柄に対して、資金が流れている傾向があるようです。現在の環境では、アルトコインマーケットよりも新規銘柄に資金が流れやすい状況にあると思います。
そのため、短期的な大きな上昇の相場は来ない可能性が高いと考えられます。逆に、これを仕込み時として捉えるのも悪くないタイミングかもしれません。
皆さん、今後の投資にこの機会を上手く活用していただければと思います。それでは、今日はこの辺で終わります。次回の動画でお会いしましょう。さようなら。